管理会社の連絡が遅い理由
【入居 トラブル 動画】
【管理会社の仕事内容 動画】
いつもYouTubeをご覧いただき誠にありがとうございます。今回は視聴者から届いた質問にお答えする質問コーナー! 今回のテーマは『管理会社の連絡が遅いのは何故?』です!中々耳の痛い質問ではございますが、今回は管理会社がトラブルの受付をした際、どの様な流れで解決しているのか、 特定のトラブルにおいて対応に時間がかかってしまう理由をご説明します。
【質問コーナー】管理会社のトラブル対応流れ・時間がかかってしまう理由【賃貸マンション・アパート】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!
管理会社の対応に時間がかかる理由:①工程が多い
今回は設備の故障を例に解説していきます。 主に管理会社が修理・交換の対応をする際は下記の手順で行います。
最短でスムーズで行った場合上の様な流れになります。しかし、一般的には下記のような工程を踏むことがほとんどです。
上記の様な流れに沿う為、工事の内容により期間は前後するものの、ご報告出来る状態になるまでにお時間がかかる場合があります。
管理会社の対応に時間がかかる理由:②オーナー様の懐事情
騒音問題や近隣トラブルについては管理会社が動くことで解決が出来る問題ですが、こと”修理”となった場合はこの限りではありません。
水道やエアコン、お風呂といった設備に関する故障(※故意過失のないものが対象)は、オーナー様が出費をして新たな商品を購入し、設置を行います。
その為、管理会社がある程度商品の目星は付けるものの、本当にその商品と交換して良いかどうか、最終判断はオーナー様がされる事になります。
仮に資金に余裕が無いオーナー様の場合は支払いの目処が立つまで交換の許可が出せない事もあります。上記の様な理由から入居者様をお待たせしてしまう事があります。
不動産オーナー様と一口に言っても余裕のある経営をされている方、ぎりぎりの予算で経営をされている方と様々な場合があります。
マイホームの場合ですとご自身、もしくは工事業者に修理をしてもらえばすぐに終わりますが、賃貸物件の場合はそういった特徴がある、という事をご理解いただけますと幸いです。
管理会社の対応に時間がかかる理由:③連絡が取れない方
これも多く見られるケースです。
純粋に電話・メールでの連絡が取れない方、若しくはメール・留守番電話にお気づきでない場合です。それに伴い日程の調整が終わらず、時間がかかってしまいます。
いきなり知らない電話番号から電話がかかってくると不審に思われる方も多いと思います。念の為事前に管理会社の番号を電話帳に登録しておくことをオススメ致します。
管理会社の対応に時間がかかる理由:④依頼が集中する
夏場に多いのがこのケースです。
例えば猛暑が続く夏場はどうしてもエアコンが故障したというお問い合わせが多くなります。その際新たなエアコンを購入するのですが、電気屋さんに依頼をかけた場合、電気屋さんも問屋さんからの確定納期を待つ事になります。
問屋さんは問屋さんでメーカーやセンターに在庫確認や運送の手配などを行います。この様な流れがある中、夏場はクーラーの故障が集中する季節。
”2週間後に納期が分かる”なんていう事もあります。
その為どうしても早急に設備を整えたい場合は、事前にこの商品を購入しようと思う、という旨を管理会社にご相談いただいた上で、ご自身でご購入下頂いた方が、迅速で尚且納得のいく機能がついた設備を導入することが出来るかもしれません。
これは夏場だとエアコンが多いですが、梅雨時期は雨漏れであったり、台風の時期は窓ガラスであったり、季節や自然災害ごとに変わってきます。
管理会社の対応に時間がかかる理由:⑤その他
以上までのケースが不動産会社のトラブル対応が遅くなってしまう大まかな原因なのですが、その他にも”工事費用が入居者様負担なのかオーナー様負担なのかでもめる”、”そもそも管理会社の対応対象外”といったケースもあります。
まず”工事費用が入居者様負担なのかオーナー様負担なのかでもめる”とは、お部屋の設備等が壊れてしまった場合、オーナー様が費用の負担をするのは”故意過失が無い場合”に限られます。エアコンの場合ですと維持の仕方によっては過失になってしまう場合もあるので、最初からある設備は可能な限りお手入れをして頂けますと幸いです。
続いて”そもそも管理会社の対応対象外”の場合。例えば屋内の電球・蛍光灯などは最初からついている事が多い設備ですが、電球や蛍光灯については使っていればいつか点かなくなる「消耗品」という扱いになっています。
入居者の使用頻度によりその寿命も変わってきますので、賃貸物件における電球や蛍光灯等の消耗品の購入・交換は、入居者が行う旨が契約書に記載されていることが多いようです。
気になった方は是非一度契約書を確認してみて下さい。
入居者様のご意見で多い事例:ご報告出来ない内容
これは近隣トラブルの際に多い事例なのですが、管理会社は対応依頼があった際、お手紙やお電話、掲示板への張り紙等で対応をさせていただきます。
その際にトラブルの原因となるものや人が確実に分かり、証拠等もあればいいのですが、仮に”上の階から物音がひどい”といった原因が不確かな場合、”犯人は誰なのか”、”どんな事を言っていたのか”等の詳細な情報はお教え出来かねます。
理由はその報告が原因で問題を起こした入居者が住みづらくなってしまわないようにです。集合住宅とは身近にあるコミュニティの1つです。一時の過ちが原因でいじめなどにつながる事もあります。
そういった事態を避ける為に我々管理会社が仲裁として入り問題の解決に尽力致します。
以上の理由から依頼していただいた問題の詳細がお話出来ないこともある、という事をご理解頂けますと幸いです。
管理会社の対応に時間がかかる理由:まとめ
動画では最後のまとめは大きく2つに括らせて頂きましたが、コチラの記事の方ではもう少し細かく原因をまとめていきます。
原因1:問題解決までの工程が多い事(賃貸物件全体の特徴)
原因2:オーナー様の懐事情
原因3:連絡に気づかれていない、取れない方もいる
原因4:季節や自然災害等で依頼が集中する
原因5:費用をオーナー様負担にするか、入居者様負担にするかでもめる
まずはお問い合わせを。
物件管理のご相談や資料請求などお気軽にご連絡ください。
TEL 0120-952-863