オートロック付きの
賃貸で鍵をなくしたら?
【入居 トラブル 動画】
いつもYouTubeをご覧いただき誠にありがとうございます。今回のテーマは『オートロック付きの賃貸で鍵をなくしたら?』です!
ある入居者さんからの質問で、「逆マスターキーの予備の鍵をなくした場合、全世帯の鍵交換が必要になるのか」というものがありました。管理会社から「全体の鍵交換が必要で、費用が100万円以上かかるかもしれない」と言われたそうで、かなり不安を感じているとのことでした。
オートロック付きの賃貸で鍵をなくしたら?【入居 トラブル 動画】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!
逆マスターキーとは?
逆マスターキーは、マンションやアパートなどの集合住宅で使用される鍵のシステムです。このシステムでは、各部屋に専用の鍵があり、例えば101号室の鍵では102号室のドアを開けることはできません。しかし、集合キー式オートロックの仕組みを使うことで、共用部分(エントランスや勝手口など)の鍵を、どの部屋の鍵でも開けることができます。このため、住人は自分の部屋の鍵1本で共用部分にも入ることができ、複数の鍵を持つ必要がない便利なシステムです。
集合キー式のオートロックは、操作盤にある鍵穴に部屋の鍵を挿して回すことで、エントランスなどの共用部分を解錠できます。これは、1本の鍵を使って複数の錠を開けられる「マスターキー」システムに基づいています。異なる部屋の鍵でも共用部分のオートロックを開けることができる仕組みであり、これが「逆マスターキー」と呼ばれる理由です。
鍵をなくしても自分の部屋の鍵交換だけでOK
鍵をなくしてしまった場合でも、なくした人の部屋だけの鍵交換をすれば大丈夫です。全体の鍵交換は必要ありません。不動産業者や管理会社が「全体の鍵交換が必要かもしれない」と言うこともありますが、法律的な見解では、他の住人の部屋に直接の影響がないため、自分の部屋の鍵交換をすれば問題ないとされています。
鍵交換後、オートロックと部屋の鍵が再び連動するようにするには、管理会社に依頼して新しい鍵をオートロックシステムに登録してもらう必要があります。この手続きにより、新しい鍵でオートロックも部屋のドアも開けられるようになります。管理会社や鍵の業者が対応することが多いので、鍵交換を依頼する際にオートロックの連動についても確認しておきましょう。
なぜ全戸交換が不要なのか?
マンションで鍵をなくした場合、「全ての鍵を交換しなければならないのか」と心配されることが多いです。特に、オートロック付きの物件では、部屋の鍵と共用部分の鍵がどう関係しているかが不安になります。
しかし、逆マスターキーシステムの場合、全ての部屋の鍵を交換する必要はほとんどありません。逆マスターキーというのは、マンションやアパートで各部屋ごとに専用の鍵が設定されているシステムです。つまり、あなたが予備の鍵を落として悪用されても、他の住人の部屋に入ることはできません。
共用部分(エントランスや勝手口など)の鍵は、どの住人の鍵でも開けることができますが、これは通常の利用範囲において特に問題になることはありません。共用部分には他の住人や宅配業者が出入りすることもあるため、特別なセキュリティ上の問題が起きるわけではないため、全体の鍵交換は不要です。
万が一の対策:まずは管理会社に相談を
鍵をなくして不安な場合は、まず管理会社に相談しましょう。管理会社によっては対応が異なる場合もありますが、今回のように弁護士の見解では自分の部屋の鍵交換だけでOKというケースがほとんどです。万が一、全体の交換を求められた場合でも、しっかりと説明を聞いた上で判断することが大切です。
・まずは自分の部屋の鍵を交換するだけで問題ありません。
・管理会社にもう一度相談し、逆マスターキーシステムの仕組みを確認し、全体の鍵交換が本当に必要かどうかを確認してください。
・もし全体の鍵交換を提案された場合でも、しっかり説明を聞いた上で、慎重に判断するようにしましょう。
まとめ
オートロック付きの賃貸物件で鍵をなくしてしまったとしても、逆マスターキーシステムでは他の部屋に影響を与えることはありません。そのため、全体の鍵交換が必要なケースはほとんどなく、自分の部屋の鍵交換だけで対応できる場合がほとんどです。万が一鍵を落として悪用されたとしても、他の住人の部屋には入れませんので、過度に心配する必要はありません。不安な場合はまず管理会社に相談し、適切な対応を確認しましょう。
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