プロが教える
“買ってはいけない”立地
【不動産売買 動画】
いつもYouTubeをご覧いただき誠にありがとうございます。今回のテーマは『プロが教える“買ってはいけない”立地』です!
単純な住みやすさだけでなく、将来的な土地利用なども考慮した上で、我々不動産のプロの目線から避けた方が良い立地の特徴を解説します。今後一軒家や自宅用のアパート・マンションを建てる際の参考にしてみてください。
プロが教える“買ってはいけない”立地【不動産売買 動画】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!
1. 避けた方が良い立地の特徴
自宅を購入される際に立地の選び方に悩まれる方は多いと思います。住みやすさや利便性だけでなく、将来的に売却して引っ越しすることまで検討している場合には、売却時に損をしないような立地選びをしたいものです。
そして、立地条件の中には避けた方が良い特徴があるものがあります。人によって判断基準が異なる部分ではありますが、当社の意見として大きく分けると以下が挙げられます。
1. 命の危険に晒される可能性が高い場所は避ける
2. 価値が無くなってしまう・自分のものにならない場所は避ける
3. 生活に不便な場所は避ける
以下で理由を詳しく説明していきます。
2. 命の危険に晒される可能性が高い場所は避ける
その1:水害の危険がある土地
川の近くなどの水害が起こる恐れのある場所は避けなければいけません。地名に水にまつわる地名がつけられている地域は、過去に水害が多発した地域の可能性があり、海や河川などから離れている場所でさんずいの漢字が使われている場合は、過去に河川の氾濫や津波被害を受けた可能性があります。
水にまつわる漢字の他に、縁起の良い地名も要注意です。例として、横浜市の中区には縁起の良い地名が集まっているエリアがあります。そのエリアは江戸時代までは東京湾から続く入海でしたが、1667年に田んぼとして埋め立てられ、明治頃に新たに地名が付けられました。
こういった比較的歴史の浅い土地は元々水辺だった事がよくあり、地盤が緩い事が考えられるのでよく調査をする必要があります。
地名からある程度想像することは出来ますが、最も確実にリスクを把握する方法はハザードマップで確認することです。今自分が買おうとしている土地に災害のリスクはないかをハザードマップでよく確認することが大切です。
また地盤が緩い土地の見分け方として、以下のようなものを確認した場合は水害に弱い土地かもしれません。
1. 電柱が傾いている
2. 門扉や堀、擁壁などが傾いている、亀裂がある
3. コンクリートで舗装された地面に亀裂や凹凸がある
4. 建物の外壁や基礎などに亀裂がある
5. マンホールが道路より出っ張っていて道路と段差がある
3. 命の危険に晒される可能性が高い場所は避ける
その2:ネオン街など治安が悪い土地
夜に人通りが多くなる歓楽街は治安が良くない場合が多く、子育てを考える方は避けた方が良いでしょう。歓楽街は夜中まで営業している飲食店が多く、酔っ払いに遭遇したり、喧嘩に発展するといったトラブルの他に騒音問題も起こりやすいです。
ただ土地の価値としては高いので、歓楽街の土地を購入したら元は取りやすいのではないかと思います。

4. 価値が無くなってしまう・自分のものにならない場所は避ける
その1:お金に変えづらい土地
将来的に売却することを考えている方は、建物が無くなった時に売って損をしないか「いくらのお金に変えられるか」を考える必要があると思います。
お金に変えづらい土地とは、地形が悪かったり、交通の便や周辺環境が悪かったり、面積や地質に問題があるなど、売りにくい土地のことを言います。後から売れずに後悔することのないように、望ましいと思う土地が見つかっても、事前によく情報収集した上で購入は慎重に検討しましょう。

5. 価値が無くなってしまう・自分のものにならない場所は避ける
その2:定期借地
定期借地とは、土地の持ち主が別にいて、一定期間が経過すると返却しなければならない土地のことを言います。返却が前提で、賃料を支払っても最終的に自分のものとして残らないため、自宅用の購入には向かないと言えます。

6. 生活に不便な場所は避ける
その1:私道に面している土地
私道に面している土地は、私道負担がある分一般的な土地よりも制限が多いため、私道負担付きの土地は近隣にある同じ広さの土地よりも安く入手できます。しかしその分、整備や維持費が自己負担であったり、私道が他者の所有である場合は通行を禁止されたり、通行料を支払わなければならないといったデメリットもあるため、購入を考えている土地が私道に面している場合は、慎重な検討が必要です。

7. 生活に不便な場所は避ける
その2:目の前に通学路がある土地
自宅前が通学路の場合、通学時間帯に車の通行を規制されたり、通過の際に迂回が必要になったりと車の出入りが難しくなる可能性があります。

まとめ
命の危険に晒される可能性が高い場所
価値が無くなってしまう・自分のものにならない場所
生活に不便な場所
上記の特徴がある立地では自宅の購入は避けた方が良いと思います。理想の立地を見つけたとしてもすぐに決断はせずに、十分な情報収集を重ねた上で慎重に検討をしていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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