賃貸アパートの
植栽トラブル事例と
解決策
【入居 トラブル 動画】

ある管理物件に5メートルほどの木がありました。秋になると大量の落ち葉が駐車場に落ち、入居者様から「滑って怪我をしそうだ」とのご相談をいただいていました。

そのため大家さんに対応を求めたところ、伐採費用を聞かれたため、業者から提示された見積もり価格を回答し、伐採を検討して下さることになりました。

その数日後、隣接する工場から「管理物件の木が駐車場に倒れている」との連絡がありました。現場に急行すると、倒れた木は幸いにも車と車の間に倒れており、人的被害も車への被害もありませんでした。その後、部下と共に倒れた木をなんとか持ち上げて道の脇に移動させました。

後日大家さんに倒木の件を尋ねてみたところ、大家さんと次男さんが自力で木を切ろうとし、途中で作業を止めて放置していたため、強風の日に切りかけの木が倒れてしまったことが分かりました。大家さんは以前にも木を切った経験があったため、今回も自力で切ろうとしてしまったとのことでした。

社長が過去に管理していたアパートでの事例です。アパートの隣にある建物との境界が非常に狭く、そこには1メートルほどの高さの木が放置されていました。そしてその木が成長し、3メートルほどの高さに伸びたことで、社長の管理するアパートの敷地に越境してしまいました。

入居者様から「風が吹くたびに木が建物に当たり、騒音がひどい」とのクレームがありました。しかし、問題の木は隣の敷地にあるため、勝手に伐採することはできませんでした。

社長は隣の建物の大家さんに「伐採費用は当方で全額負担しますので、木を切らせてください」と提案し、業者を手配し木を切ったことで問題を解決しました。伸びた樹木は越境してトラブルを引き起こすことがあるため、早めの対応が重要です。

プライバシー保護のために目隠しで木が植えられていた物件で、植えた木が成長しすぎて日当たりが悪くなり、1階の入居者様から「洗濯物が乾かない」と苦情がありました。

クレームを大家さんに伝えたところ、大家さんが「自分で木を切るから少し待ってほしい」と対応を先延ばしにしていました。すると、ある入居者様が腹を立てて無断で木を切ってしまいました。切った木は放置され、他の入居者様からも苦情が相次ぎました。

現場を確認し、最終的に大家さん負担で伐採後の処理を行い、問題を解決しました。こういった事例では、勝手に木を切ってしまったことで損害賠償を請求される場合もありますので、植栽の問題は必ず管理会社にご連絡ください。