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【退去動画】 退去時に発覚した設備破損の恐怖 解決!

退去時に発覚した
設備破損の恐怖
解決!
【退去動画】

いつもYouTubeをご覧いただき、誠にありがとうございます!今回の「管理会社のほんとにあった怖い話」シリーズでは、退去時に発覚した設備破損や汚れが原因で、予想外の修繕費用が請求された事例を取り上げます。
特に善管注意義務を果たさないことで発生する費用負担について詳しく解説し、同じようなトラブルを避けるための具体的な方法をお伝えします。


退去時に発覚した設備破損の恐怖 解決!【退去動画】

こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!

退去時の設備破損が招いたトラブル事例

名古屋市内の築30年1LDKマンションに住んでいた悠斗さん。退去時の立ち会いで複数の設備破損が発覚し、管理会社から最終的に71,500円(税込み)の修繕費用を請求されました。以下に詳細とその費用負担が発生した理由を解説します。

修繕費の内訳

1. リビングのフローリングの傷

状況:家具を頻繁に動かしていたため、フローリングに引きずった跡や細かな傷が多数発見。

理由:傷がついた時点で管理会社へ報告していれば部分補修で済み、オーナー負担になる可能性がありました。しかし、報告がなかったため損傷が悪化し、入居者の「善管注意義務違反」と判断され、修繕費用が発生しました。

修繕費用:22,000円(税込み)

2. エアコンのリモコン故障

状況:一部のボタンが使えなくなっていたが放置。

理由:不具合が発生した時点で管理会社へ報告していれば、早期修理で済んだ可能性がありましたが、報告を怠ったため交換費用が自己負担に。

修繕費用:8,800円(税込み)

3. キッチンカウンターの油汚れ

状況:揚げ物などで飛び散った油汚れを放置。結果的に焦げ跡が深く残るほど悪化。

理由:清掃を怠ったことが「故意過失」とみなされ、修繕費用が入居者負担となりました。

修繕費用:16,500円(税込み)

4. バスルームの鏡のひび割れ

状況:化粧水の瓶をぶつけてひびが入ったが、報告せず放置。

理由:早めに管理会社へ報告していれば簡易修理で済んだ可能性がありましたが、放置により交換費用が発生。

修繕費用:13,200円(税込み)

5. コンセントカバーの破損

状況:家具移動中に割れてしまい、そのまま放置。

理由:破損箇所を管理会社へ報告しなかったため、自己負担が発生。

修繕費用:3,300円(税込み)

6. キッチン水栓の水漏れ

状況:小さな水漏れを放置した結果、悪化。

理由:軽微な修理で済む段階で管理会社へ報告していれば費用を抑えられた可能性がありましたが、放置による損傷が進行したため修繕費用が発生。

修繕費用:7,700円(税込み)

交渉による減額の経緯

悠斗さんは、最終請求額 71,500円(税込み)を提示された際、なんとか費用を抑えられないかと管理会社に交渉を試みました。交渉の結果、一部の修繕項目について費用が軽減されました。

・コンセントカバー(3,300円):応急措置により1,100円(税込み)に減額。

・リビングのフローリングの傷(22,000円):部分補修の適用により16,500円(税込み)に減額。

総額:63,800円(税込み)

最終的な請求額は 63,800円(税込み)に軽減されましたが、大きな出費であることに変わりはありませんでした。

善管注意義務を怠るとどうなる?

善管注意義務とは、「借主が善良な管理者として物件を適切に使用し、必要に応じて速やかに管理会社へ報告や対応を行う義務」のことです。この義務を果たさないと、以下のような結果が生じます:

修繕費用が自己負担に:本来オーナーが負担する費用で済むケースでも、義務違反が認められると入居者が負担することになります。

損傷や不具合の悪化:早期に対応すれば軽微な修理で済む場合も、管理会社へ報告を怠ることで損傷が進行し、結果的に高額な費用を負担することに。

修繕費用が発生するケースと回避方法

1. 入居者の過失や不注意による損傷

:リビングのフローリングの傷、油汚れを放置したキッチンカウンター。

回避方法:家具の移動時に保護材を使用し、汚れはその都度掃除する。

2. 未報告による不具合の悪化

:エアコンのリモコン故障、水漏れの放置。

回避方法:不具合を発見したらすぐに管理会社へ報告することで、大きな損傷を防ぎます。

3. タバコのヤニや臭い

状況:タバコを室内で吸うことで、壁紙や設備にヤニが付着し、臭いが染みつく。

影響:壁紙や設備の修繕費用が原状回復費用として請求される場合があります。特に敷金で賄えない場合には、追加費用の請求が発生することもあります。

理由:タバコの影響は時間とともに蓄積し、清掃や修繕が難しくなるため、高額な費用が必要になるケースが多いです。

回避方法:室内での喫煙を控え、可能であれば屋外やベランダで喫煙することで影響を最小限に抑えます。

修繕費用が発生しないケース

1. 経年劣化や通常の使用による損耗

:壁紙の色あせ、設備の老朽化。

対応:これらは貸主が負担するのが一般的です。

2. 初期不良や設置当初からの不具合

:入居時点での設備の不具合。

対応:入居直後に不具合を見つけた場合は、すぐに管理会社へ報告しましょう。

トラブルを防ぐためのポイント

1. 定期的な設備チェック

・リビングやキッチンのように使用頻度が高い場所は特に注意し、汚れや傷を早めに発見して対応。

2. 小さな損傷も早めに管理会社へ報告

・不具合が悪化する前に管理会社へ報告することで、修繕費用を最小限に抑えられます。

3. 賃貸契約書を確認

・修繕費用の負担区分について契約書に記載されている場合が多いため、事前に確認しましょう。

4. タバコの影響を最小限に

・室内での喫煙を避けるか、喫煙スペースを設けることで壁紙や設備の劣化を防ぎます。

まとめ

退去時のトラブルを防ぐためには、日常的に設備を丁寧に使用し、必要に応じて適切な対応を行うことが重要です。以下を心がけましょう:

・善管注意義務を果たす

・不具合を早めに管理会社へ報告する

・契約内容を確認する

・タバコの使用を慎重に考慮する

不動産管理会社として、皆様が安心して暮らせる環境を提供し、退去時の不安や疑問を解消するお手伝いをしています。ぜひお気軽にお問い合わせください!

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