不動産賃貸契約の
「他社の見積もりで
値引きOK」って
本当に大丈夫？
【入居 トラブル 動画】
いつもご覧いただきありがとうございます！今回は「不動産賃貸契約で他社の見積もりを見せたら安くしますと言われたけど、契約して大丈夫？」についてです。
「引っ越し先を探していたら、不動産会社から『他社の見積もりを見せてくれたら、その分安くしますよ』と言われた」──
こんな経験をされた方もいるのではないでしょうか？
一見お得な話に聞こえますが、「安くなるなんて逆に怪しい」「何か裏があるのでは？」と不安を感じる方も少なくありません。
今回は、そんな疑問にお答えします。
不動産管理会社の視点から、安心して契約できる理由と業界の仕組みをわかりやすく解説していきます。
不動産賃貸契約の「他社の見積もりで値引きOK」って本当に大丈夫？【入居 トラブル 動画】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております！
📩 視聴者からのご質問
今回のご質問は視聴者の方からいただきました。
「現在引っ越しを検討しているのですが、不動産会社で「他社のお見積もりを見せていただければ、そちらより〇〇円お値下げします」と言われました。
実際にその会社で契約しても、ただ安くなるだけで本当に問題はないのでしょうか？
何か注意点があれば教えてください。
結論：基本的には “問題ありません”
結論から言えば、賃貸契約の場合はほとんど問題ありません。
というのも、「安くします」というのは同じお部屋・同じ契約内容のまま、初期費用を一部値引きしているだけだからです。
・ A不動産では初期費用10万円
・ B不動産では「Aの見積もりを見せてくれたら1万円引きます」
このような場合、借りるお部屋自体は同じです。
エアコンが外されたり、設備が変わったりすることはありません。
サービス内容もほとんど同じ
賃貸契約の流れは、どの不動産会社でも基本的に共通です。
1. 重要事項説明（契約内容の説明）
2. 賃貸借契約の締結
3. お金の支払い・鍵の受け取り
入居後に何かトラブルが起きた場合、連絡するのは仲介会社ではなく、管理会社や大家さんです。
つまり、契約が完了した時点で仲介会社との関係はいったん終了します。
そのため、費用が安くなったからといって、入居後の対応やサポートに差が出ることはありません。
「安くしてくれるなんて、裏があるのでは？」
不動産の世界に詳しくないと、
「そんなに簡単に安くなるなんて、怪しいのでは？」と思うのも無理はありません。
でも、これにはきちんとした業界の仕組みがあります。
不動産の “裏側” にある「AD（広告宣伝費）」とは？
不動産会社には、大家さんから「AD（エーディー）＝広告宣伝費」と呼ばれる報酬が支払われることがあります。
これは、入居者を決めてくれたお礼として支払われる成功報酬のようなものです。
🏠 （広告宣伝費）の仕組み
例えば──
家賃10万円のお部屋で「AD3ヶ月分（30万円）」という設定がある場合、
仲介会社はその中から自社の利益を確保します。
つまり、不動産会社としては、
「このお部屋を契約してもらえば、大家さんから報酬が入る」と分かっているため、
多少の利益を削ってでも入居者を確保したいという営業的な理由があるのです。
これが「他社より安くします」と言える理由です。
契約内容が変わることはある？
原則として、契約書の中身が変わることはありません。
というのも、賃貸借契約書は管理会社または大家さんが作成するものだからです。
仲介会社が勝手に内容を変更することは基本的にできません。
したがって、
「1万円安くなった代わりに不利な条件になった」というような心配は不要です。
まとめ
💡 不安と実際の違いをチェック！
「不動産会社の「値引き」は、怪しい話ではなく “営業努力” の一環です。
入居者にとってはむしろプラスに働くことがほとんど。
ただし、契約書の内容は必ず自分でも確認し、納得した上でサインするようにしましょう。
不動産の仕組みを少し知っておくだけで、余計な不安がなくなります。
「見積もりを見せたら安くなる」と言われたら、安心してOK。
大切なのは、最後に契約書をしっかりチェックすることです。
まずはお問い合わせを。
物件管理のご相談や資料請求などお気軽にご連絡ください。
TEL 0120-952-863