廃業したホテルの
活用方法
【動画】
いつもご覧いただきありがとうございます!今回は「廃業したホテルの活用方法」についてです。
「街中で廃業したホテルを見かけるけれど、あれってどう活用できるの?」
「もし自分が所有者や活用できる立場になったら、何に使うのが良いのだろう…」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、不動産管理の現場で20年以上の経験を持つ当社の専務と社長、それぞれの視点から具体的な活用法をご紹介します。
この記事では、
・地域ニーズを捉えた福祉施設への転用事例
・立地条件を生かしたオフィスビル化やホテル再生
・その他、賃貸マンション化やイベント施設化などの応用案
など、実例とともにわかりやすく解説します。
廃業物件の可能性を知り、資産価値を最大限に引き出すためのヒントとして、ぜひ最後までご覧ください!
廃業したホテルの活用方法【動画】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!
専務の視点:社会ニーズを捉えた活用法
専務が最も推奨するのは、廃業ホテルを福祉施設として一棟貸しする方法です。
背景には、実際に当社が管理する物件で起きた以下のような事例があります。
・ 管理開始時、50戸のうち38戸が空室
・ 福祉関連法人から「空室が出たら順に借りたい」という要望
・ 結果、38戸すべてが短期間で入居決定
・ 高齢化の進行により、住宅型有料老人ホームやグループホームの需要が拡大している
・ ホテルには食堂や共用スペースがあることが多く、福祉施設への転用がスムーズなケースも少なくありません。
・ 複数の居室が近接しており、職員の巡回・緊急対応がしやすい
専務の考え方は「地域のニーズと既存建物の特性を合致させる」という点にあります。
ホテルをそのままの構造で活かしながら、最低限の改装で新たな機能を持たせるため、投資効率も高くなります。






社長の視点:立地戦略と再生手法の二極化
社長の持論は明確で、廃業ホテルは「絶対に手を出すべき物件」と「絶対に手を出してはいけない物件」に分かれるというものです。
背景には、実際に当社が管理する物件で起きた以下のような事例があります。
・ 所有者が不明、または権利関係が複雑で処理に時間がかかるもの
・ 長期間放置されて老朽化が激しいもの(行政による解体対象となる場合も)
こうした物件は再生コストが膨大になるだけでなく、法的な問題で着手できないケースも多く、投資リスクが高いため避けるべきです。
特に注目すべきは、高速道路インターチェンジ近くのホテルです。
・ ビジネスホテル型の場合:間仕切りを撤去してワンフロア化し、オフィスビルとして貸し出す
・ ラブホテル型の場合:内装リノベーション後も短時間利用が可能で、回転率が高く収益性が見込める
社長は「立地が収益の半分を決める」という考えのもと、交通アクセスや周辺の産業集積(例:工業団地)を重要視しています。
駅前やインター近くであれば、企業の支店・営業所需要を取り込むことができ、ホテルの再生価値が高まります。






専務案 vs 社長案 比較表


その他の活用アイデア
専務・社長案以外にも、以下のような活用方法が考えられます。
・ 賃貸マンションへのリノベーション
客室が10帖前後の広さであれば、キッチン設置後も6帖以上の居住スペースを確保可能。
・ イベント・研修施設としての運営
温泉地や景観の良い立地なら、結婚式場・企業研修・講演会場などに転用できる。




まとめ
・ 専務の視点は「社会的需要と現場の実績重視」
・ 社長の視点は「立地条件と投資効率重視」
この2つを掛け合わせると、廃業ホテル活用の成功率は高まります。
例えば、インター近くにある大型ホテルを福祉施設に転用すれば、交通の利便性と施設需要の両面を満たすことができます。
廃業したホテルは、条件次第で多様な再生が可能です。
✅ 福祉施設としての一棟貸し(専務案)
✅ 高速IC近くでのオフィスビル化やホテル再生(社長案)
✅ 賃貸マンション化やイベント施設化などの応用案
当社では、立地・構造・規模・権利関係などを総合的に判断し、最適な活用プランをご提案しています。
廃業物件の有効活用をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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