退去後の空室で
小さな虫が
発生する原因と
対処法について
【動画】
いつもご覧いただきありがとうございます!今回は「退去後の空室で発生する小さな虫の原因と対処方法」についてです。
リフォームやハウスクリーニングを終え、きれいな状態になっているはずの部屋で、
内見時に虫の死骸が見つかり入居が決まらない、というご相談は実は少なくありません。
この現象は、清掃が不十分だったからではなく、
空室期間中の排水設備の状態が原因で起きていることが多いものです。
再発防止は可能ですので、原因と対策を整理してご説明いたします。
退去後の空室で小さな虫が発生する原因と対処法について【動画】
こちらの記事は上記動画の解説記事となっております!
📩 視聴者からのご質問
今回のご質問は大家さんからいただきました。
アパートの大家です。
退去後にリフォームとハウスクリーニングを行い、室内は綺麗な状態だと思っていました。
しかし、その後の内見時に不動産会社から、
「室内に小さな虫の死骸が多数落ちており、入居が見送られた」
と連絡がありました。
慌てて部屋を確認したところ、
玄関・廊下・キッチン・洗面所・トイレ・各部屋など、
部屋中に小さな虫の死骸が300匹以上散らばっていました。
リフォーム業者に確認しましたが、
クリーニング直後の写真には虫は写っておらず、工事の不備ではないと言われました。
この虫はどこから侵入したのか?
換気扇やポストの隙間なのか?
再び内見者に同じ印象を与えてしまうのではないかと不安です。
今後、どのように対処すればよいでしょうか?
① 原因:排水トラップの水が蒸発することによる虫の侵入
キッチン、洗面台、浴室、洗濯機排水口、トイレなどの排水口には
排水トラップ(=水が溜まる構造)が設けられています。
・ 下水からの臭気を防ぐ
・ 排水管側にいる小さな虫が室内に上がるのを防ぐ
しかし、空室期間が続いて水が使用されない状態になると、
トラップ内の水が蒸発してしまいます。
水がなくなると排水管内部と室内が直接つながり、
下水側に生息する「チョウバエ」などの虫が排水口から侵入してしまうのです。
② 特に虫が発生しやすい場所
◆ 発生しやすい主要ポイント一覧
③ 効果的な対処法
■ すぐに実施できる対応策
まとめ
◆ 原因と対策の整理
退去後の空室では水を使わないため、排水トラップに溜まっている
匂いと虫を防ぐための “水の膜(=水封)” が時間とともに蒸発してしまいます。
水がなくなると、
下水側からチョウバエなどの虫が室内へ上がってきます。
・ 排水口にコップ1〜2杯の水を注ぐ
・ キッチン・洗面台・浴室・洗濯排水口・トイレにラップをかけて密閉
→ 水の蒸発を防ぎ、匂いと虫の侵入をどちらも防止できます。
この現象はクリーニング不足ではなく、設備構造によるものです。
空室巡回時に定期的に水を補充するだけで、十分に再発を防ぐことができます。
📩 管理会社で対応可能です
・ 空室巡回時の排水チェック
・ 内見前の虫・水まわり確認
・ 排水口の密閉処理
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