囮物件とは？
見極め方を徹底解説
【入居 トラブル 動画】

囮物件とは？

囮物件とは、実際には契約できない物件を広告に掲載し、問い合わせを集めるために使われる物件のことです。以下のようなケースが典型的な囮物件といえます：

・新築で駅近なのに家賃が相場より安い

・築年数や間取りの割に家賃が異常に安い

・条件が良すぎるのに埋まるスピードが異常に速い

これらの物件に問い合わせると、「その物件は埋まってしまいました」と言われ、他の物件を紹介されるケースが多いです。

囮物件の背景：業界の仕組みと「囮物件風」

不動産業界には、物件情報が複数の仲介会社に共有される「流通システム」があります。この仕組みには以下のような特徴があります：

1. 専任物件の存在

ある会社でしか取り扱いができない「専任物件」が混じっている場合、他の仲介店・不動産会社ではその物件の状況を把握できないため、結果的にブラックボックス化することがあります。

2. 囮物件「風」のケース

物件情報がリアルタイムで更新されないことが原因で、「囮物件のように見える」ケースもあります。不動産会社が大量の物件情報を抱える中、入居済みの物件情報が広告から消えない場合もあります。

囮物件を見極める方法

囮物件や「囮物件風」を避けるために、以下の方法を試してみましょう。

1. 複数の仲介店・不動産会社に問い合わせる

同じ物件について3社程度に問い合わせ、以下のようなポイントを確認しましょう：

・「その物件は既に埋まっています」と言われた場合、それが一貫しているか。

・違う回答が出た場合、囮物件の可能性が高いです。

2. 条件が良すぎる物件に注意する

「新築の駅近で格安」「築年数や間取りの割に家賃が安すぎる」など、条件が良すぎる物件には慎重になるべきです。

3. すぐに別の物件を提案される場合

問い合わせた物件について詳しく確認する前に、「似た物件」を勧められた場合は、囮物件である可能性が考えられます。

囮物件に関連するエピソード

専任物件とブラックボックスの問題

専任物件は、特定の不動産会社でしか取り扱いができないため、他社から確認が取れない場合があります。このようなケースでは、物件の状況がブラックボックス化し、囮物件かどうかを見分けることが難しくなります。

「囮物件風」になりやすい状況

物件情報が更新されず、広告が残ったままになっている場合があります。この場合、広告が消されていないだけで囮物件とは限りませんが、結果的に「囮物件のように見える」ケースとなります。

囮物件に引っかからないための対策

1. 仲介店・不動産会社を変える勇気を持つ

「この会社、怪しいな」と感じたら、別の仲介店・不動産会社に切り替えるのが賢明です。

2. 管理会社への確認をする

問い合わせた仲介店・不動産会社が管理会社に状況を確認してくれたかを尋ねましょう。この手間を省いている場合、信頼性が低い可能性があります。

3. 人気物件に注意する

「新築で駅近」「格安物件」など、条件が良すぎる物件は人気が高く、問い合わせが殺到します。そのため、本当に空いているかを慎重に確認しましょう。