1分で学べる不動産用語_あ行【上がり框】
上がり框【あがりかまち】
上がり框(あがりかまち)とは、玄関の上がり口などに設置される横木で、高いほうの床の端を仕上げる部分を指します。かつては土間と座敷の間で靴を脱ぎ履きする際に腰掛けとして使われていました。現在では段差のバリアフリー化が進み、上がり框の段差が小さくなりつつありますが、そのデザインや素材は玄関の印象を左右する重要な要素です。賃貸物件では、上がり框の素材や仕上げが物件のグレード感を演出します。木目の美しいヒノキやケヤキを使った上がり框は物件全体の印象を高め、高齢者やファミリー層向けのバリアフリー対応は入居者に好感を与えます。一方、ハイグレードマンションでは大理石や御影石を採用することで高級感をアピールすることも可能です。