3-2-7築年数が古い物件も、間取り変更リノベで人気物件に蘇る
築年数が古い物件も、間取り変更リノベで人気物件に蘇る
DKの壁を取り払い、広いLDKをつくって成功した事例
ひと昔前までは、ファミリー向け物件と言えば部屋数を重視し、2DKや3DKが主流でした。しかし近年は、少人数世帯が増えてライフスタイルが多様化してきたことから、部屋数よりも広いリビングが求められるようになっています。
ここでは、居室とDKの間の壁を撤去し、ひと続きの広いLDKに変えて成功したリノベーション事例を紹介します。
一つ目は、築40年を超える団地の事例です。
和室とDKをフローリングのLDKに変え、玄関は独立させました。和室の押入を取り払ったことで現れた大きな梁は木目クロスで化粧し、壁面はアクセントクロスで色を変えてインテリア性を高めました。
3DKの団地を2LDKにリノベーションした事例
スケルトンリフォームで広々とした物件に一新。在来工法の浴室を撤去し、ユニットバスを設置。洗面室ドア手前に洗濯機置き場を新設。
こだわりの一つが、バルコニーにあった洗濯機置き場を屋内に設けたこと。< 洗面室が狭いため、洗面・浴室のドアの手前に設置して、リビングから見えないように目隠しの壁を作りました。こちらは古い団地を購入してリノベーションした投資物件の例ですが、利回り12%を達成できたそうです。 二つ目は、築29年のアパートの事例です。 こちらもDKと続きの洋室の壁を取り払って、LDKに変えています。 床は無垢フローリングで仕上げ、玄関ドアを開けた時にリビングが丸見えにならないよう、正面に無垢材の木格子をあしらってさりげなく目隠しをしています。
2DKのアパートを1LDKにリノベーションした事例
床を無垢材で仕上げ、建具・回り縁も塗装して白一色の空間に。寝室はネイビーブルーのアクセントクロスで、落ち着いた雰囲気にした。
また、撤去できない構造体から生まれるデッドスペースを利用し、リビングの一角に書斎コーナーも新設しました。無垢材の床が美しく広がる「白」の住空間は、若いカップルのオシャレな暮らしにぴったりです。
工事完了直後に20 代新婚夫婦の入居が決まり、家賃も相場よりもアップできたそうです。